やばいぞ日本、GDPが第4位に。近い将来第5位にも??そもそもGDPって何?

2023年の名目国内総生産(GDP)が、ドイツに抜かれて世界4位になる事が確実になりました。これは日本の経済力が世界の国々と比較して相対的に下落している事を示す。日本の経済は、戦後の高度成長期により1968年に西ドイツを抜いてアメリカに次ぐ世界2位となりました。しかし、2010年に中国に抜かれ、そして2023年にドイツに抜かれる事が確実に。そして、5位には経済成長が著しいインドが控えていることから、近い将来5位に落ちる事が安易に想定されます。

GDPとは

GDPは、『Gross Domestic Product』の略で、日本語訳は国内総生産といいます。GDPとは、『一定期間内に国内で生み出されたモノやサービスの付加価値の合計』と言い表されます。

付加価値とは、漢字の通りでして、価値が付加された金額となります。価値を追加した金額、すなわち、純粋に日本国内で労働をして価値を生んだ金額の事です。

具体的に言うと、『単価-仕入れ-人件費等=付加価値』になります。例えば、1200円の定食で材料費300円、人件費200円だとすると、1200円-300円-200円=700円。この700円が付加価値になります。この積み重ねによって付加価値の合計を計算しています。

GDPには2つの種類があり、名目と実質があります。名目GDPというのは、市場価格をそのまま使って計算したもので、物価変動がGDP金額に反映されます。物価が上がればGDPも上がります。一方、実質GDPというのは、ある年(今は2015暦年連鎖価格)の価格水準を基準として計算されるので、物価変動の要素が除外され、その期間に生産有れたモノやサービスの本来の価値が反映されます。

名目と実質は時と場合によって使い分けられていますが、世界のGDPを見る場合は物価変動も反映した名目GDPが使われます。日本では内閣府から4半期ごとに公表されています。下に内閣府のHPを張っておきますが、一度は覗いてどの様な公表をされているのか実際に見てみてください。(CSVデータはな簡単には紐解けない情報ですが、、、)

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/menu.html

一人当たりのGDPは?

一人当たりの名目GDPは、2022年度453.5万円。この金額に近いものは、平均給与ではないでしょうか。あまり関係はないと思いますが、たまたま同じぐらいの金額なのでしょう。ただ、GDPが伸びる、労働生産性が伸びる事で、給与も伸びる事には一部関連性があるかと思います。

※内閣府HPより