夏に最盛期を迎える人気のタコ釣り。2010年代前半にはよくプレジャーボートでタコ釣りをしていたkunchan。
久しぶりに誘われてタコ釣りに行ってきました。
全国的にも有名な兵庫・明石の真たこ。海峡にもまれて筋肉がしっかりついて弾力があり噛めば噛むほど旨くて人気です!
タコが有名な地域は他に広島の三原やっさたこもありどちらも瀬戸内海です。
今回は、明石の遊漁船ステイゴールドさんにお世話になりました。
〇タックル&仕掛け
明石のローカルルールで、タコエギは2個付けまで!(3個以上つける事は2023年から明石市魚連遊漁船業代表者部会の所属船では禁止されている)
明石の船タコ釣りは、竿釣りでタコエギを使用した釣り方が最近ではメインになってきている。昔はタコテンヤが主流でしたが、、、
タコエギは1つでも良いがアピール力を高めるために二つ付ける人が多い。
ロッドは、船タコ専用ロットがおすすめではあるが、船テンヤ太刀魚ロッドなどでも代用が出来る。(逆にタコロッドでも太刀魚釣りができる)
リールは、パワータイプのベイトリール(釣り竿の上に乗せるリール)が基本ではあるが、スピニングリールでも釣る人はいる。底を取って釣るつりなので、カウンターは無くてもよい。
PEは2号で、その先にリーダーは6~8号程度を結ぶ。あとはタコ専用の三つ又スイベルを使ってタコエギやタコスッテを2つ以内つける。おもりは50号統一となっている。
餌木などのあたりカラーは日によって違うが、緑や白、黄色、オレンジが基本。乗合船の場合は船長さんに直近釣れていた色を確認すると良い。
〇船タコの基本の釣り方
明石の船タコは、流し釣りで狙います。ポイントにつき、船長から開始の合図が出れば仕掛けをそこまで落とします。
①着底すれば、糸ふけを取る(たるませない)
②軽く竿を振って誘いを入れる
誘いの時の注意店として、おもりをそこから浮かせない事、ラインを出さない事。おもりが浮けば、タコが餌木を触りにくくなる(底にタコがいるので)ので、タコが餌木に乗りません。
また、ラインをだすとお隣さんより流されておまつり(糸が絡まる事)の原因にもなります。なので、ラインは出さずに船が流れるのに合わせて仕掛けを引きずるようにする。角度がついて流されている場合は、一旦餌木を回収してもう一度おろし直そう。上手くなってくれば、餌木を軽く投げて流されたら足元まで来るようにすると良い。
③穂先にテンションがかかるなど違和感を感じたら、誘いながら竿を下にして糸を送り出す。一呼吸、二呼吸してから合わせる。合わせは大きめにして、タコを地面からはがすイメージ。
④タコが乗っていると重たいが一定速度で巻き続ける。水面に出たところでタコを持ち上げる。
早合わせはバラシの原因になるので、掛かればテンションを緩めずに一定速度で巻き上げる事が大事!
取り込みの際は、真蛸が船べりに張り付かないように注意しよう!船べりに付いたら、ほとんどの場合バラシになって海に帰っていきます。
〇誘い方~真鯛の乗る時間を作ろう
船タコの誘い方は、おもりをそこから浮かせないようにするのが、絶対条件。竿先を小刻みにシェイクするようにシャクって、おもりが浮かずにタコエギだけを動かすようにして誘う。竿先がゼロテンションの状態から、シャクっておもりのテンションが掛かったら、テンションを抜いて再度誘う事を繰り返す。この誘いの間にステイを数秒入れる事でマダコが乗る時間を作る。誘いは小さめで竿先が伸びた状態から軽く曲がる程度にしよう!
また、状況によっては軽いシャクり、もしくはステイ状態を続けても釣れる場合があるので、直近の状況を船長さんに確認してみよう。
〇明石の船タコルール
ルールは毎年変わるので、最新版をWEBで確認するか、乗合船予約時に確認しよう。
- タコ釣り営業が可能な期間は5/1~8/31までとします。
- 使用するタコエギは2個付けまでとします。
- 全周囲に針があるタコエギ(全傘タコエギ)は使用禁止とします。
180度までなので、他地域の餌木の場合はペンチでカット - フックの返しは不可
- 100g以下のタコはリリース
頭の大きさが卵の大きさぐらいが境目 - エサの使用禁止
ワームをつけるのは可能。またにおいをつけるのもOK
釣ったタコは洗濯ネットなどに入れて逃げないようにしよう。船にも備え付けがあるので船長に一声かけて借りる事も可能。
岩だと思ってあきらめない!たまに岩ガキがとれる事もあるので最後確認してから捨てましょう~
出航時は左手に明石海峡を見ながら、、、朝からビール飲んでいる人もちらほら🍺
リリースサイズギリギリなタコ
釣りポイントは船、状況によって変わりますが、淡路島の西側(左側)が多いです
参考資料